台湾における島崎博[傳博]編著リスト


探偵小説専門誌「幻影城」を編集していた島崎博氏は廃刊後、台湾にお戻りになり、傅博名義で日本の推理小説評論家として活動をなさっています。
私が把握している限り、編著も50冊程度あるのですが、意外だったのは、赤川次郎西村京太郎などのベストセラー作家の短編集や、宮部みゆき、二階堂黎人などといった最近の作家のアンソロジーを編集なさっていたことでした。昔の探偵小説の復刻はほんの一部です。
「幻影城」では探偵小説の復活を標榜し、膨大な蔵書を背景とした復刻の印象が強く、また、私自身の関心も昔の探偵小説にあるため、かなり意外に感じました。考えてみれば、台湾と1970年代の日本とでは島崎氏に期待される仕事も異なるのが当然で、日本を離れる際に蔵書を手放されたという点があったとしても、「現代日本ミステリの評論家」として活動していても不思議ではありません。また、「幻影城」にしても復古調の探偵小説一辺倒ではなく、泡坂妻夫連城三紀彦を世に出し、今にいたる新本格の礎となっています。

そうこうするうち、2004年3月27日、台湾のミステリファンであるみやびさんのご好意によって、島崎氏に「三狂人」へご署名をいただくことができました。島崎氏は「島崎博のことをまだ憶えてくれて本当にありがとう」とおっしゃりながら、ペンでサインをしてくださったそうです。後日、手元に届いた「三狂人」の見返しには、「推理小説のためにがんばりましょう」というメッセージが添えてありました。
島崎博氏が使われた言葉は、「探偵小説」ではなく、「推理小説」でした。


台湾における島崎博[傳博]編著リスト1−2000年以前−

台湾における島崎博[傳博]編著リスト2−2001年以降−

なお、本リストの作成と編著作の入手に関しては、
島崎博さんとみやびさんにご協力いただいております。


島崎博署名


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